2008年6月28日土曜日

自己言及の限界

自分が自分について述べることは当てにならない。

自己言及のパラドクスとしてよく用いられるのが「うそつきのクレタ人」の話です。


「クレタ人はうそつきである」とクレタ人が言った

「クレタ人はうそつきである」が本当なら、クレタ人は嘘つきなので
「クレタ人は嘘つきである」という発言も嘘でなければならない。
しかし「クレタ人は嘘つきである」が嘘なら、それを言ったクレタ人は正直者である事になる。従って彼の「クレタ人は嘘つきである」という発言も本当でなければならない。
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Wikipedia 自己言及のパラドックスより


日常的にも,自分が思ってる自分と実際の自分が異なることはよくあるかと思います。

https://implicit.harvard.edu/implicit/

IATという概念間の連合を測定するテストで,それによってあるものに対する潜在的な態度というのが調べられるそうです。現在,ハーバード大学を中心に世界中の大学が提携して,大規模な調査を行なってるみたいなので,暇つぶしがてらやってみてください。日本語版もあります。
このテストの信頼性,妥当性はかなり高いそうなので,検査結果は素直に受け入れましょう。

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