2008年8月21日木曜日

集中講義

昨日から引き続き,今日も集中講義。「感情心理学」。あさってまで続く。
コミュニケーション研究の大御所,大阪大学の大坊郁夫教授がコミュニケーションについての
心理実験による実証的研究を紹介しながら進めて下さっている。

講義の中にはネタが多く含まれており,興味深い。が今日は講義の3割くらい,眠たさに負けてメタル好き顔負けの激しいヘッドバンキングをかましてしまっていたようだ。お盆休みでやや生活が乱れて,睡眠時間が深夜にシフト気味。早く生活リズムを戻そう。

「コミュニケーション」ということで,ボディーランゲージ(以下BL)の話が出てきた。
BLには文化差がかなりあるらしく,日本でお金を示す親指と人差し指をくっつけて
わっかをつくるBLは,穴の開いた硬貨(例えば,5円in Japan)のある国でしか
通用しないらしい。また,日本では小指を立てることが,「彼女」や「女」を示すの対し,
スリランカ(フィリピンかも?忘れた)では「先生,ちょっとトイレ行ってきます」の合図らしい。
これ,集中講義中に一回は使ってみよう。

大坊先生の「不安のディスクレパンシー-活性化モデル」。それを示す実験結果が恐ろしくきれいに出てて,文字通り息を呑んだ。二者間の会話の促進が,二者の不安レベルのギャップによって促進される。ってのがこの活性化モデル。つまり,不安が高い人同士や不安が低い人同士より,不安が高い人と低い人といった組み合わせの方が会話が促進される。これが実験で見事に示されてた。
他にもいろいろ話してたけど,ヘッドバンキングに夢中状態を脱せず。

明日はデスメタルならぬ,「脱メタル」。

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