是非,上記URLにアクセスして,心理学者の紳士な振る舞いに感銘いただきたい。
血液型性格診断を肯定する(正確には,否定することは不可能では?という主張)理系出身の素人に対し
血液型性格診断を否定する心理学者が,親切,丁寧にその根拠を説いていく。
その内容は,素人相手とはいえ,専門性が非常に高く,心理学を学ぶものにとってはよいテキストとなるように思える。議論の所々に,血液型による性格診断への批判から派生して,質問紙による性格研究に対する批判へ。
さらには科学哲学の問題にまで発展するなど,心理学を専攻するものは得ておいて損のない知識がちりばめられている。脱帽するのは,心理学者への批判が論点からズレていても,議論を投げ出さないで紳士に全てに答えるその姿勢。研究者の鏡。相当長いやりとりだったが,思わず一晩で通読してしまった。
この議論で再三登場するW.ミシェルの「パーソナリティの理論ー状況主義的アプローチー」は,僕も名著だと思っています。ぜひ,ご一読あれ。
1 件のコメント:
ものすごく勉強になった。このやり取りを読めて良かった、ありがとう。(実はまだ前半しか読めてなくて、サッカー見たいし途中からABOFANさんの返答についてはウルトラ速読したけど。)
本当に、渡辺先生の姿勢には尊敬の念を抱く。
ただ、“意識”についての見解に対しては、読みながら違和を覚えるところもあったから、また自分でも考えてみようと思う。
また面白い文章読んだら紹介よろしく。
サッカー見てきます。
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