2008年9月15日月曜日

Sugiura(2007)の続き

研究2では,研究1で施行した質問紙に加え,心配に関する認知変数を測定する質問紙をいくつか追加。心配に対するポジティブな信念とRESPに正の相関(r=.36), 曖昧さ不耐性とRESPに正の相関(r=.43), Personal controlとLACKに正の相関(r=.43)。次いで階層的重回帰分析。Step1で神経症質がPSWQの分散の52%を説明。Step2で心配のポジティブな信念とネガティブな信念がPSWQの分散の12%をさらに説明。そして,Step3ではRESPとLACKがPSWQをさらに6%説明。ポジとネガの信念の代わりに心配の結果についての信念を測定する質問紙(COWS)の結果を階層的重回帰分析のStep2に投入。Step1では,さきほどと同様,神経症質がPSWQの分散の52%を説明。Step2ではCOWSがPSWQの分散の6%をさらに説明。そしてStep3ではRESPとLACKがPSWQの分散をさらに7%説明。RESPは神経症質や他の認知変数よりも有意に心配を予測。

0 件のコメント: