2011年3月15日火曜日

今回の地震に関して

地震が起きてから5日が経ちました。日を増すごとに死傷者の数が増大していき,
心が痛む毎日が続いています。災害で被災された方々に心からお悔やみ申し上げます。

日本において,過去最大の地震が起き,連日,悲惨な映像がTVから配慮なく垂れ流されている。災害に関する情報は必要不可欠だが,情動価の高い刺激を繰り返し見続けることは,少なからず,精神的な健康に影響がある。爆発の映像をリピートし続ける意味はあったのか?こんな事態だからこそ,映像の影響力について,マスメディアはセンシティブになって欲しい。

ウェブやツイッターでは,心温まる人々の協力体制に関する情報が飛び交っている。井上雄彦が笑顔の絵をツイートし続けていたり,ディズニーランドで無料でお菓子を配っていたり。世界中から日本の冷静かつ温かい人々の助け合いの心に賞賛が飛び交っている。このような事態では,災害に関する情報に加え,人々を勇気付ける情報が必要だと感じた。

悔しいことに,僕の現状では,心理士として支援に携われることはほとんどない。むろん,支援の要請があればいつでも動けるように,被災地の情報と心理的支援に関わる知識を蓄えているが。心理士としてとりわけ支援に加われないので,せめてもの国民の勤めとして,節電,募金を行っている。

これから僕にできることは,とりあえず,今の自分の生をまっとうすること。その生の中心は,心理学の研究に携わること。溜めていた論文を読破する。普段の生活を送り,消費活動することも,日本経済の一輪となり(と誰かが言っていた),日本を支える行動になる。マクロな視点での復興支援。

被災者に一日でも早く笑顔が灯ることを祈っております。

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