2008年6月1日日曜日

subliminal memory

昔僕は,バンドをやっていたのですが,
今日は高校時代によくお世話になっていた,地元帯広のStudio Restというライブハウスに
当時,あるいは現在もお世話になっている人達が札幌に集って中華を食すという会がありました。

そこでおもしろい現象が一つありました。

その会で,完全に初対面だと思って話てた人に,途中から「あれ?どっかで見たことある。」って感覚がうっすら湧いてきて,あんま自信なかったけどそれを伝えると彼が「なんか,僕もそんな気がするんですよ。」と。

そして,あれこれ話てる内に彼が完全に思い出した様子で,「名前。なんていいます?」と。
名前を応えると,彼は「つながった」とチープな推理小説のような台詞は吐かずに,「小学校の時にバスケットボールやってましたよね!?」と。
彼はもう完全に当時の僕を想起したようで。「わーまじっすか。すげー。こんなとこで。」と。

ここで,僕はまだピンときてない。けど,「あー,そうだ。バスケ部にいたよねー。」といい加減にわかったふりをする。と,よく出る悪い癖が出た。 
すると彼が「よく覚えてますね。僕が小3の時に小6っすよね。」と。
「そりゃバスケ部なら覚えてるよ。」と僕。
「まっ一週間でやめたんですけどね。」と彼。

覚えてるカーイ!そんなたくさん入って来た小3のちっちゃい子で,さらに1週間でやめちゃったやつの顔なんで覚えてるカーイ!!。


いやっでも覚えてました。彼と話して,色々な周辺情報が蓄積されてくると,当時の彼の顔もクリアになりました。彼が小3で僕が小6の時に,しかも1週間,しかもそんなにじっくり関わってもいないのに,今日,不意にわき上がって来た「なんか,みたことある」感覚。

何かみたことある期には,おそらく意識下で既に彼の記憶に関するニューロンは発火していたのでしょうが,もともと1週間程度の彼との面識なので発火レベルは弱く,他の情報が蓄えられることで,その周辺のニューロンも発火し,それに伴ってかれの記憶に関するニューロンの発火レベルが,ようやく意識上にのぼる程度となったのでしょう。

記憶おそるべし。













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