2008年8月20日水曜日

夏が終わり,抗争が始まる。

お盆休みが明け,今日から集中講義。

お盆が明けると夏が閉じる。

集中講義の休憩時間に外にタバコを吸いにいくと
目の前をトンボのつがいが交尾をしながら横切った。
そのトンボを目で追っているうちに背景が青く染まり
地図反転し空を鮮明に知覚した。
僕の美腕毛をなびかせる乾燥した風に海を漂うクジラのような雲が
穏やかに流され,同時に肌寒さを僕に知覚させた。風は常に他のものを動かすことで
その存在を示す。心は風だと,とある行動分析家の言葉を思い出す。そのメタファーの意味がわかる気がして,言葉にしようとしたが,炭酸の泡のようにやがて言葉は消えた。
肌寒さが秋のイメージを僕に連想させ,トンボがそれを決定的にした。

夏が閉じ,秋が始まっている。大学院修士課程の第一クォーターが過ぎ去った。
今,修論構想における個人内抗争が始まっている。
「これがいいのじゃ」「いやっこっちがいいんじゃ。」
この抗争が功を奏して良い修論に収束することを期待したい。
今はもう少し抗争をこう,そうっと見守っていよう。


勝手ですが,秋,始めます。季節は心理的に決まるのです。


2 件のコメント:

Hi.Oshir さんのコメント...

北海道は、京都よりも一足も二足も早く降霜の季節に入ると思いますが、体調に気をつけ、ぜひ学界の高層めがけ好走し続けてください。
(無理矢理、こうそう続きで。)

Unknown さんのコメント...

京都の高僧のようなnorikumiinさんへ
京都の蒸し暑さを思い出すと虫の居所が悪くなる反面,懐かしさに目頭がホットになるのにハッと気づきほっとしています。

冬に北海道でほのぼのスノボしませんか。