日常生活において私達は,身体内で感じている様々な感情や思考や感覚について頻繁に言及する。しかし,身体内の事象を言葉で表現するとき,果たして,言葉は全てを語り得ているのだろうか。
言葉では語り得ない感覚は,フォーカシングの中ではフェルトセンスと言い,茂木健一郎はクオリアと言い,その存在について言及している。そして,様々な研究を通じて,言葉では身体の中で起きていることの全てを説明できないことが示唆されている。
そのため,心理士がクライエントと対面している時,クライエントの言葉をそのまま鵜呑みにしていては判断を誤る可能性が高くなる。クライエントが発する言葉について,その他の情報との関連も含めて考察する視点を外してはいけない。
久々に目を通したMind Hacksのブログに触発され,言葉を扱う難しさを改めて思い起こした。人の言葉に注意深く耳を傾け,注意深くその内容を疑おう。
言葉じゃ,今感じていることを説明できないと,The Jungle Brothersが1997年に名曲"Brain"でかく語りき。
I got so much funky shit inside my brain
I couldn’t explain, couldn’t explain
You wouldn’t understand, I couldn’t explain
Explanation of the funk essential trapped in my brain
Couldn’t do it, make me wonder how a world maintain
Got emcees frontin’ total masquerade
Screamin’ toast had to touch them up with my blade.
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